終了。


by sakurakura787
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どきり。とした一言。

最近、「HOUSE」というアメリカのドラマにはまってます。

日々、病院という現場で揉まれている夫めめも君が
「おもしろそう」と言うので、私も見始めました。

最初は、「ER」と似たような医療ドラマかと思って、
「何で似たような設定のドラマを。。」と期待せずに見たら
予想を裏切られた、見応えのある作品だった!

「HOUSE」は、いわゆる病院を舞台にしたドラマで、
主役は、天才的な診断医であるグレゴリー・ハウス
という、一癖も二癖もある屈折した性格の医師。

ハウスとそのチームとなる3名の若い医師が、
他の医師たちが解決できない病やその原因を追究
していくのだけど、何が患者にとっての「解決」なのか、
というところで、毎回、ううむ、と考えさせられる。

病気になると、大体、患者本人の意志はそっちのけで、
家族の意志が尊重される、というか、優先されることが
こんなに多いのか、、ということがよくわかって驚く。

しかし、このハウスは、どこまでも患者本位なのだ。
こう書くとすげー良心的な先生かと思うんだけど、
そのやり方が強引で、笑っちゃいけないけど笑える。

例えば、妊娠した少女が、中絶手術をするのを
親には黙っていて欲しいと頼めば、
親には、意味不明な病名を伝えたあげくに、
それでも食い下がられると、「答えられません。」と
言い放って、去ってしまう(笑)

しかしながら、「自分は大人だというなら、自分で考えろ。」
とハウスに言われた少女は、術後、自分から両親に
告白するのだ。

毎回のように、ハラハラドキドキさせられるのは、
ハウスの言動(笑) あーもっと言い方考えれば。。
と思ってしまうのね。でも、ハウスの場合は、
それが「不器用さ」からきているところがいい。

自分の信念を貫くこと(多分に主観が入ってる
ところがご愛嬌)、そのためには妥協しない、
いや、できない、という不器用さ。

ハウスの場合は、「妥協する気がない」という域
に達している(笑)

病院の中で、しかも医師として、あれだけ
「自分そのまま」みたいな人がいることが
逆に人間らしく感じてしまう。

また、何度も検査をするハウスに対して、
「お金にならない無駄な検査をするな」という
経営者側の圧力、同僚医師とのぶつかり合いもある。

天才だからといって、何でも奇跡的にうまくいく、
というようなことにはならず、現実であり得ることは
きちんと、主役のハウスにもふりかかるのだ。

その上で、ドラマは不器用で屈折した欠点も、
人並み以上にあるハウスという「ただの人間」と
「医師としての人間」の生き様を浮き彫りにし、
病院という特別な場所、患者・家族という特別な立場、
人間の体、病気の起源するところ、をリアルに
描き出している。

アウトローでいること=自分が思った通りにやる、
ということは、特に組織の中では非常に大変なこと
なんだなぁと思う。

ハウスのセリフで、私がものすごくドキリとさせられた
ものがある。

新しいチームメンバーの面接をする時、
アメリカならでは、色々な人種の応募があるのだが、
誰が来てもハウスは「信用できない」と一蹴する。

そこで同僚が、確か、「アジア人は勤勉で真面目だ」
と言うのだが、ハウスはこんな返答をする。

「アジア人は、親の期待に応えるために
頑張ってるだけだ。」


実際のセリフは忘れてしまったんだけど、
ドキーンとしてしまった!

これから多くの優秀な医師でさえ解決できない病を
追求し、診断できる人材であるためには、
誰に何と言われようと、「自分自身の信念に基づいて」
思考、行動できる人間でないといけない、
という意思が感じられた。

例えば、誰かの期待に左右されるようでは、
「既存の診断を覆し、批判にも負けず、真実を追究する」
ことはできない、ということ。一瞬の迷いが、患者の命を
奪ってしまうことになりかねないのだから。

私自身、最近まで、親の考えと自分の考えの
ボーダーが見えなくなって七転八倒していたので、
なおさら、カツーンと後頭部を殴られたような衝撃を感じた。

むむむ。言ってくれたな、ハウスめ!って感じ(笑)

アメリカのドラマは、やっぱり面白い。
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by sakurakura787 | 2007-01-20 02:20 | ひびあれこれ。