バレンタインデーを前に。
2007年 02月 13日
私たち夫婦は、台湾で知り合いました。
めめも君は、フリーの日本語教師をしていて、
土日祝日、昼夜関係なく、生徒さんの都合に合わせて
時間設定された授業のためにバイクで市内を走り回る毎日、
私は留学生兼日本語教師アルバイトで、
午前中は大学の授業、週に何日か夜にアルバイト。
こんな具合だったので、一緒に暮らし始めても、
どちらかは家にいない、ということがほとんど。
そのため、外出する時は、相手の机の上に
メッセージを書いたメモを置いていくようになりました。
以下、その一例。
①ぐっすり休んで疲れをとってください。
②洗濯・プリントアウトやっておいたよ。
③今日は寒いので風邪引かないように
布団をたくさんかけて寝てください!
④居間のクーラー、遠慮しないで自由に使っていいからね。
⑤ゆっくりお休み。
⑥洗濯機の中の物はまだ洗ってません。後でやります。
⑦じゃぁ~またね!いってきます!そして、おやすみ。。
⑧カレーの材料買って帰ります。
⑨グーグー、ズルズル、ピシャン!
さぁ、勘のいいみなさんはもうお気づきでしょう。
えぇ、これは、全てめめも君が書いたメモでつ。
ここから想像できる彼女の姿としては、
○いつも寝ている。
○まだ寝ている。
○どんな時も寝ていると思われている。
○洗濯やらない。
○細々したお願いをよくしている。
○何かにつけ買い物を頼んでいる。
○鼻を“かむ”テクを身につけたのが最近で、
勢いあまって、寝た子を起こす騒音を出す。
ちなみに④のクーラーの件では面白いエピソードが。
一緒に暮らすようになってからずっと、
家の中で、私が移動する度、例えば、
机に向かう、台所に立つ、ベッドで休む、
その度に、めめも君は扇風機を私のところに移動させ、
クーラーがあればクーラーをつけにくる、
・・・という、まるで彼氏じゃなくて召使いのように、
部屋中、駆けずり回っておりました。
言っておきますが、私が要求したわけではありません。
え?目つきで指示してたんだろうって?
そこは、ノーコメント。(なぜだ(笑))
一番驚いたのは、TDLに行った時。
夜になって、エレクトリカルパレードを見ていたわけですよ。
そしたら、シンデレラの一群が来たの。
最初に、小高いステージに乗った王子様が通って、
それから、かぼちゃの馬車に乗ったシンデレラが来たのね。
そこで、めめも君がうっとりした様子でこう言った。
「あれ、シンデレラが、じじか(私)で、
馬車を引いている人が、めめもだね。」
(シンデレラ発言に納得いかない人はメールください(笑))
じじかは、止まった。
「え。ふつー王子様が自分って言わない?」
すると、めめもは言った。
「王子様は忙しくてお姫様と一緒にいれない。
召使いなら、いつも一緒にいれる。」
私はこの時思いましたね。
これからの時代は、
召使いにスポットライトが当たると。
めめも君の立場を尊重するならば、
バレンタインデーも、めめも君にチョコレートを作ってもらう、
というのも、究極の思いやりなのかな、と思ってみたり。
さて、どうしようかな(鬼妻)
by sakurakura787
| 2007-02-13 01:56
| ふーふでドン。