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終了。


by sakurakura787
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憧れの先生との出会い

ブログを開設してすぐにポ~ンと間が空いてしまいました。実は、22日(金)から24日(日)まで、夫・めめも君の実家、仙台へ行って来ました。今回は愛車・ムーブ君(ローズメタリック色!)で、初の長距離遠征です。これまで、茨城県水戸市、河口湖と比較的長いと思えるようなドライブをしてきましたが、仙台ともなると5時間の強行軍。しかも、私自身は免許を持たないので、めめも君1人で重責を担うわけです。ちょっと心配もあったけど、いつかは車で仙台へ行こうね、と話していたし、何よりめめも君もやる気(電車より安いから)だったので、決行しました。途中、那須高原SAなんかにも寄れて、なかなか楽しいドライブでした。この様子はまた別の機会に。

今回の仙台行きには、私の側にも1つ楽しみな理由がありました。それは、宮城で小学校教員をされているT先生に会いに行くことです。何しろ突然に決めた仙台行きで、出発間際に、お会いできないかとメールをしたっきり出てきたので、会えるかどうかはわかりませんでした。ちょうど、SAで一休みしている頃に携帯電話のメールに返事が来ました。土日は立て込んでいて時間が取れないが、土曜日に勤務校で学習発表会があるから是非見に来てください、とのこと。これは是非、観に行こう!ということになり、早速お返事をするとすぐにまたメールが来て、学校の場所などを教えて頂きました。ついに、念願のT先生とお会いできる。何度この日を夢見たことか。

T先生との出会いは概ねこんな感じでした。
去年の夏、私は夫婦別姓のこと(私達夫婦は別姓なのです)を調べていました。ちょうど、教育実習前で、「果たして、学校教員という立場で夫婦別姓の方はいらっしゃるのか。職員室や親御さん達からは何か言われたりしないのか。」という、素朴な疑問があったのです。もし何か言われるようなことがあっても、だからといって同姓にはしないと思うけど、小心者の私は事前に心積もりをしたいと思っていました。そんな中、T先生が外部で活動されているうちの1つのグループである「別姓を考える会」のHPを見つけ、その中の「ある小学校教員の毎日~夕張の父さん母さんへ~」という先生の日記を主体としたサイトとめぐり合ったわけです。日記を読み進めていくうちに、小学校教員、夫婦別姓、北海道出身(私は旭川生れ)、仙台在住(めめも君の故郷)という類似点をみつけ、勝手にどんどん親近感を増して行き、ど~してもメールしたくなりメールしちゃったわけです。まもなく先生からお返事を頂き、以来、約1年半、私が一方的に近況報告を兼ねたメールをし続け、その度に、いつもいつも励まされ深く感じ入るようなお返事を頂いてきました。でも、私達の生活が落ち着かず、なかなか仙台へ帰る機会が無かったこともあり、実際に先生に会う機会を得ることができませんでした

そして、やっとこの機会に恵まれたわけです。先生の勤務される学校は、広大な畑と山に囲まれるようにして、ぽっかりとありました。旧校舎から新校舎に変わったというその学校は、今多くの新設、改築される学校がそうであるように、教室の壁を取り払ったオープンスペーススタイル、教室以外のところに、それぞれの子どもが居場所をみつけ思い思いに転がり回ったり、本を読んだり、友だちとお話したりできるほどのスペースがふんだんにあります。天上が高く、廊下は明るい色の木造りで、「校長室」などのネームプレートも温かみのある木でできています。

そこには、「みなで一緒にしなくてはいけない、できなくてはいけない。」という「集団ありきの個人」ではなく、「ひとりひとりのことが大事。そこからみんなのことを考えてみようね。」という、「個人ありきの集団」というアプローチが見えました。

それは、学習発表会の様子からもわかります。校長先生、PTA会長のお話は、ちゃあんとこの学校のみんなに向けられた言葉で綴られ、手短で温かいもの。それに、子ども達の感情表現の豊かなこと。そりゃあ、アメリカの人たちのようなアクションはありませんが、あれだけの大舞台にあって、日本の子どもがセリフひとつひとつを生き生きと、リズミカルに話します。それは低学年も高学年も全く同じ。それに、先生達も一緒に歌います。観客は「アンコール!」と手をたたき、合唱・合奏はアンコールをします。片方が、一方的に発信するのではなく、お互いに共鳴しあう学習発表会でした

先生をみつけるのはとっても簡単!すぐにわかりました!長髪を後ろで1つに結わき、バンダナをしているから。私の緑ふち眼鏡も相当なインパクトだと思いますが、先生には負けるかもしれない、何か対抗策を考えなくては、と思うようなオリジナリティです。10分休憩の時に、いそいそと近寄って行き、声をかけました。先生もすぐにわかった様子で、ぱあっと笑顔になりました。あぁ、思った通り。笑顔の素敵な、温かい、元気な先生でした。

発表会が終わり、先生もお忙しいだろうからと帰ろうとしたところ、「是非、帰りの会を見て行ってください。」と声をかけられました。「子どもと接している先生を見ることができる」「あの、日記に登場する3年生の子ども達に会うことができる」もうすぐにうなずいていました。

そしてやっぱり実感。
先生と子ども達の距離が近い。それに子ども達が「聞かされている」のではなくて、「聞きたいから聞いている」という感じなんです。先生の言葉に喜び、焦り(笑)、体や言葉でいっぱい表現しています。こうゆうふうに子どもがいられるのは、まさに先生の学級つくりのなせる結果なのですね。

う~ん、まだまだ話したりないけど、あまりに長くなってきたので、この後のことは明日に持ち越そうと思います。とにかく、先生と会えたという素晴らしい週末になりました
by sakurakura787 | 2004-10-25 08:02 | おでかけ